キャンパスコンパスの未来について運営二人で語る
はじめに
TUT Advent Calendar 2024の10日目の記事です。
キャンパスコンパス
当サイトの名前ですが、何となく知っていて何となく利用しているという方が多いと思います。
このキャンパスコンパスを現在どれくらいの人数が使ってくれているかご存知でしょうか?
おおよそ全技科大生の1/4である500名以上の学生が会員登録していただいています。
これからキャンパスコンパスは、技科大生全員が利用してくれるような本当に良いサービスへと昇華させていきます。
この記事を読む皆様には、運営の二人が描くキャンパスコンパスの未来について知っていただける機会になれば幸いです!
また、新メンバーも募集しておりますのでこの記事を読んでともに活動したいと思ってくださる方がいましたらぜひご連絡ください!
プロフィール
岩隈依辰
電気・電子情報工学専攻 修士1年生
WEBアプリの開発経験と大学内の人脈を活かして当サイトを立ち上げ。現在は、キャンパスコンパスの代表とエンジニアとして技科大生に寄り添うことを第一に考え開発・運営している。
大前歩
電気・電子情報工学専攻 修士1年生
2023年シーズンのロボコン同好会の渉外担当としてスポンサー営業をした経験をもつ。現在は、キャンパスコンパスのセールス・企画としてサービスの運営や企業への訴求活動を行っている。
キャンパスコンパスの現状と課題
2人体制になって見えてきた課題
大前
9月にキャンパスコンパスに自分が入ったことで2人体制になりました。
そこから、サイトのリニューアルをしたり、企業訪問したりと動き出してから約3ヶ月ほど経ったけど、現状はどんな感じですか?
岩隈
リニューアルを行ったことで以前に比べて、サイトは見やすくなり、記事のアピールもできるようになりました。
ですが、技科大生に役立つ記事がほぼ皆無なのをどうにかしたいなと思っています。
たくさんの学生に使ってもらいたいっていう気持ちがありますが、技科大生に役立つコンテンツがそもそも少なすぎるのかなっていうふうに思っています。
現状、イベントの紹介ばっかりになっていますし。
大前
断然見やすくなったと思います。ただ、見るものがないですよね(笑)
あとは、マネタイズを含めた企業との連携に関しても体制を作るので精一杯でなかなか進んでないのが現状ですね。
岩隈
そうですね。連携を行うことで技術アルバイトなどの掲載も可能になるので、企業との連携もさらに促進していかないとですね。
先ほどの役立つ記事がないという話にも繋がりますが、コンテンツの拡充というのが今後重要なステップだと考えています。
活動指針としてのMVVを策定
大前
二人で活動していくことになり、まず初めに今後の活動指針としてとっても大事なMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)というものを決めました。
MVVを策定してから3ヶ月ほど経ちましたが、「ミッション」が何だったのかちゃんと覚えていますか?
MVVとは、「Mission(ミッション)」「Vision(ビジョン)」「Value(バリュー)」の頭文字をとった言葉です。経営学者のピーター・F・ドラッカー氏によって提唱され、現在では多くの企業でこの考え方を取り入れています。
ミッション(Mission)は企業が社会で実現したいこと、ビジョン(Vision)は企業のミッションが実現したときの状態、バリュー(Value)は大切にする価値観や行動指針を意味します。
岩隈
もちろん覚えています。
「技科大生一人ひとりが望む理想のキャンパスライフを実現します。」です。
自分は、家のホワイトボードに大きく書いています笑
では、続けて聞きますが「ビジョン」は覚えていますか?
大前
もちろん(笑)
「キャンパスコンパスは、技科大生一人ひとりが実現したいコトを叶えるための最適な情報プラットフォームであることを目指し続けます。」です。
なら、最後に「バリュー」はなんですか?
岩隈
バリューは5つあってそれぞれ長いので吹き出しの下に載せておきます。
5つのバリュー
-
運営メンバーのキャンパスライフの充実
- まずは運営メンバー自身が充実したキャンパスライフを送ります。
-
信頼と誠実さ
- 常に誠実な対応を心がけ、キャンパスコンパスに関わる全ての方との信頼関係を築きます。
-
継続的な振り返りと改善
- 学生にとって本当に良いサービスになっているかを常に振り返り、改善を続けます。
-
学生に寄り添う姿勢
- 学生一人ひとりのニーズや希望に寄り添い、最適な情報とサポートを提供します。
-
多様性の尊重と活用
- 多様な考え方や意見をポジティブに捉え、その人らしさを活かせる環境を大切にします。
MVVの実現に向けて、これからのキャンパスコンパス
大前
まあ、こんなふうに決めましたけど、具体的に「キャンパスコンパス」でどのようにしてMVVを実現します?
岩隈
キーポイントとしては、「選択肢を提示する」っていうことが重要だと思っています。
大前
選択肢を提示ね。と言いますと?
岩隈
技科大って多様な選択肢がありますが、選択肢となるのはその情報を知った場合だけだと思っています。
ほとんどの学生は、そもそも情報を知らなかったり、集めることを断念してしまうので自然と選択肢は限られてきます。
そこをお役立ち情報などをキャンパスコンパスにとにかく集めることで、情報を知る機会を提供し、選択肢を広げれるようになりたいと考えています。
最終的には、学生がもっと活発的にアクティブなことをしたいってときに、それを陰から支えていけるような情報が集まるようなサービスになるのが理想です!
大前
ミッションみると「技科大生一人ひとりが望む理想のキャンパスライフを実現する。」だから、まさに理想のキャンパスライフを実現するための情報の基盤を作っていく感じですね。
その人のキャリアそのものを支えれるようなコンテンツになるというよりは、ちょっとした幸せではないけど、技科大生の痒い所に手が届く的な情報が集約された媒体として存在していくって方向性ですかね。
岩隈
まずは、そこの基盤を作って学生に親しまれるものにしていきたいと思っています。
大前
なるほどね。俺が学生生活をしていてとにかく思ったのは時間と金がない。
自由な時間を作るためにはお金が必要で、お金がなければ自由な時間を確保することが難しい。
例えば、家賃を親の仕送りで賄えば、その分アルバイトを減らし、勉強や趣味、遊びに時間を使うことができる。
だけど、技科大生は時間がないし、お金も無い中で学業以外の活動に時間を作るのは大変だと思う。
だからこそ、キャンパスコンパスを通して、学生がお金や時間をより多く生み出せるようになれば学生がそれだけ別のことに時間が充てられるようになると思う。
何かにチャレンジしたいって思ったときに、時間を割けるような基盤を作っていくのがキャンパスコンパスは目指しているってことですね。
岩隈
本当にその通りです。
最終的な目標としては、キャンパスコンパスを通して理想のキャンパスライフ、キャリアを実現できるようにしていきたいですね。
ただ、これは簡単にできるものでは無いと思っていますし、学生や企業の協力がとても大事になってくると思っています。
なので、直近は細かい基盤作りからやっていきつつ学生や企業の信頼を得ていきたいです。
てか、なんでこんな活動してんの?
大前
ここで、話変わるけど気になったから質問していいです?
読者は、我々がなぜこんなことをやっているのかというところが気になると思うんですよ。
俺もキャンパスコンパスみたいなのがあればいいなと思いますし、誰かがやった方がいいと思います。
でも、普通ならめんどくさいだろうし、こんな研究とかで忙しいのに、なぜわざわざやっているのかが気になりますね。
大前
そもそも、知っている人も多いと思いますが、岩隈依辰という人がこのキャンパスコンパスというサイトを作って、 約1年半、500 人ぐらいユーザー集めるところまでを一人でやってきたわけです。
なぜ、キャンパスコンパスを始めたんですか?
岩隈
まず、始めたきっかけから話すと、「どうせ大学に来たんだったら何かしたい」と思ったのがきっかけです。
単純に「岩隈依辰」って名前を大学に残したいなっていう思いがあったからですね。
大前
名前を残したい。ですか。
岩隈
そうですね。
そこで何かできないかなと思い、先輩や友達がいないと集めづらかった授業評価に目をつけて、自分自身もいろいろな授業評価が欲しい!と思い始めました。
始めてからは承認欲求もありますが、単純に利用してくれる人がいて、ヒアリングしながらサイトの改良をしていく過程が面白くて今もやっているっていうのが正直なところですね。
いろいろな学生とつながるきっかけにもなっていますし。
大前
じゃあ、誰かが使ってくれて便利だって言ってくれるのが嬉しくて続けてるってことですか?
岩隈
そうですね。
あとは、人に影響を与えるっていうことが本当にすごいことだなと思っているので、人に影響を与えられるような存在になりたいって思いもありますね。
大前
なるほどね、じゃあ動機は似てるかも。
俺は自分の近い人が幸せになっていったらそれで嬉しいなと思っています。
それこそ、もともとロボコンでスポンサー営業やっていて迷惑もかけたけどチームメイトからの感謝の言葉は今も忘れません。
いまだと、幸せにする対象が、キャンパスコンパスで技科大生全体というスケールで活動できているのがそれだけ使命感もあり楽しいですね。
岩隈
ちなみに、自分と大前は入学時からよく遊んでいてその縁で今は二人でやっています!
来年度に向けた数値的な目標
大前
今はこんな二人がやっています。
ということで、今後の目標を決めたいと思います。
本当に学生にとっていいものになれたのかどうかは、定性的なものだけでは評価しづらいから定量的な目標を定めたいですね。
この先、数値的に何をどこまで目指していきます?
岩隈
利用者数を全技科大生の8割を目指します。
現状、技科大生向け時間割アプリの「TUTility」がそのくらいの利用者がいるみたいなので目指したいです。
本当に8割ぐらいの人が使ってくれていれば、有益なサイトっていう風な見方はできると個人的には考えています。技科大に入ったらとりあえず「キャンパスコンパス」って名前を聞くってくらいにはなりたいです。
TUTlityも便利だからそれだけの人数が使ってくれていると思っています。
そういった存在を目指すためにも、8割ぐらいの利用者は欲しいです。
大前
8割か。全技科大生が2000人くらいなので1600人くらいですね。
今の利用者が500人くらいなので、あと3倍ぐらいは必要になります。
俺らは今修士1年生で、残り1年と少ししか残されていないけれど、学生のうちにできますか?
岩隈
大学院を修了した後もこのサイトは続けていくつもりなので、長期的に考えていきたいと思っています。
とりあえず、あと1年で全体の8割っていうのはかなり難しいと思っています。
修士の人たちはこのサイトの特性上あんまり使う必要がないですから。
なので、直近の目標としては来年度の新入生の8割を会員にすることを目指したいなと思っています。
大前
新入生の口コミが良ければ次の世代の子にお勧めしてくれるかもだし、まずは新入生のシェア率挙げて最終的に全体のシェア率挙げていくということですね。
方向性は良さそうです。
岩隈
そうですね。
入学当初は情報をとにかく集めたい時期だと思うので、新入生向けの情報をとにかく載せることでキャンパスコンパスの存在をまずは知ってほしいです。
大前
その次は、会員登録してくれたユーザーにどう価値を提供し続けるかが重要になってきますね。
その辺はどうやっていきますか?
常に使って貰えるように新鮮な生きた情報を常に拾って発信していくみたいなところになるのかな、、
岩隈
そこも大事だと思います。
必要な情報って時期によって要所要所変わるから、シーズンごとに重要な情報をある程度網羅できてれば、アクティブユーザーは増えるのかなと考えています。
あとは、この前公開したコンピュータクラブの記事のような面白いコンテンツにも力を入れていきたいと思っています。
大前
各シーズンごとに必要な情報がそれぞれあるから、欲しいタイミングで渡せるようなものにしていくってことですね。
たくさんの情報に素早くアクセスできるっていう状態にしておくことが大事になりそうですね。
同じ志を持つ仲間求む!!
大前
日常的に使ってもらえるように、まずは情報コンテンツの量を増やしていきたい。
その上で、各シーズンごとに必要な情報や新しい情報を発信し続けることで、継続的に利用してもらえるようにしていきたいですね。
でも、これをどう進めていくか、二人だけで対応できると思います?
岩隈
正直、人数は欲しいなとは思いますね。現状二人だとできることは限界がありますし、もっといろいろなことをやっていきたいですし、新メンバーの募集は必要だと思っています。
ただし、受け入れ体制は整えたいです。
去年、新入生で手伝いたいと言ってくれた人がいましたが、受け入れる準備ができておらず、結果としてお断りしたことがあったのでそういうことが起きないようにしたいです。
大前
確かに、人を受け入れられる体制作りは必要ですね。
ですが、今すぐやりたい人がいれば受け入れてもいいと思いますがどうですか。
今は、ゼロからイチを作っている時期なので、組織の方向性や体制を柔軟に変えられます。
だからこそ、新しいアイデアややりたいことがある人がいれば、早めに参加してもらえるといいなと思っています。
岩隈
今は仕事がかなり変則的で、自分が何かをやりたいと思って入ってきたとしても、他のいろいろな仕事をやる必要が出てくると思います。
例えば、大前で言うと営業などの渉外担当ではあるものの、WEBデザインを一緒に考えたり、SNSをやったりと多岐に渡って色々やってくれています。
それでも、ゼロから一緒に作り上げたいっていう意欲がある人には、ぜひ、一緒に活動してほしいです!
さいごに
大前
最後に、ここまで読んでくださった方へ何か伝えたいことはあります?
岩隈
そうだね~、大前は何かあります?
大前
今、俺たちはゼロからイチを作っている段階だけど、現状、利用者は少しずつ増えている。
でも、なぜ利用してくれているのか、もっとこういう機能があったらいいのに、という声はまだ十分に集まっていないと思う。
だから、まずは学生たちが何を求めているのかを把握したいと思っています。
例えば、みんなが普段困っていることや、知りたい情報、役立つけど意外と知られていない情報なんかを集めたいです。
そこで、みんなが自由に意見を書き込める場所をオンラインで作れたらいいなと思っています。
そこにどんどん情報を提供してもらえたら嬉しいです!
岩隈
自分も同じ意見です。
本当に学生たちが求めているものを知りたいし、それを元に改善していきたいと思っています。
今出している情報と学生が求めている情報の間にギャップがあるのかなと思うので、そのギャップを埋めるのがこれからの課題だとも思っています。
最後に、今まで、ユーザーである学生が意見をくれたり、協力をしてくれたりしたおかげでここまで続けてこれたと思っています。
本当にありがとうございます。これからも頑張っていきます。
大前
ってことで、今回はこれで終わります!
これから一緒にキャンパスコンパスを盛り上げていける仲間を募集しています!
興味があれば、ぜひ参加してほしいです。
興味を持ってくださった方へ
記事をご覧いただきありがとうございます!
新メンバーで参加したいよって方は記事の最後にある代表の岩隈のアドレスまでご連絡ください!
発信したい技科大生も募集中!
キャンパスコンパスでは技科大生の魅力的な活動をインタビュー記事という形で発信していく予定です!
サークル活動にとどまらず個人で活躍されてる皆様の活動も発信したいと思っておりますので、もし活動発信にご協力いただける方がおりましたら岩隈までご連絡お願いします!!
キャンパスコンパス代表 岩隈:ishin.iwaguma@pus-pass.com